こんにちは、B東です。
好きなプロレスラーはエディ・ゲレロです。
突然ですが、皆さんはなぜストレスで抜け毛が増えるか答えられますか?
実は私も昨日まで答えられませんでした。
いや、抜け毛や薄毛にストレスが影響していることは常識ですし、頭では理解しているつもりだったんですが、昨晩唐突に妻の口から発せられた上記の質問に、うまく答えられなかったんですよね。
ということで今回はスバリこれ!

ストレスフルな生活を送っているアラフォー男子必見の内容です!
ちなみに、面と向かって妻から抜け毛の話を切り出され動揺を隠し切れない私は、「今日は眠いから明日説明する!」と言い放ってその場から尻尾を巻いて逃げました。
だって、いままで一度も抜け毛の話なんてしたことなかった妻が、じっと私の眼を見てストレス&抜け毛について聞いてくるんですよ!?
それって(ハゲ的な意味で)けっこうキテるってことなんじゃないの!?
ショック・・・。
記事の目次
ストレスで髪の毛が抜ける理由

昔から、抜け毛や薄毛の原因と言えば「ストレス」と答える方が多いですよね。
よく映画や漫画などでも、ものすごいストレスを受けたときに、髪の毛が大量に抜け落ちたり、一気に白髪になったりといった表現が用いられることも多いので、1度や2度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、実際にはいくら強烈なストレスを受けたとしても、漫画のように一瞬にして髪の毛がすべて抜け落ちるということはありませんが、「ストレスを受ける=抜け毛が増える」という構図自体は間違いではありません!
抜け毛は頭皮の血行不良が原因
ストレスを受けることが抜け毛の増加につながるのは、「緊張状態からくる血行不良」のためです。
私たちは精神的・肉体的に強いストレスを感じると、身体全体が緊張状態に陥ります。
やっかいなことにその緊張は、全身に必要な栄養を送り届ける血流や、不要な老廃物を取り除くために必要なリンパの流れを悪くしてしまします。
そうなってしまうと、心臓よりも高い位置にる頭皮周りの毛細血管には十分な血流が届きにくくなってしまい、髪の毛の発育と健康維持に必要な栄養が十分に運ばれなくなってしまいます。
ストレスによる血行不良のせいで起こる頭皮の栄養不足は、抜け毛や薄毛、細毛といった毛髪のトラブルにつながる見過ごせない原因ですので、できるだけストレスから解放された日常を過ごすことが抜け毛対策の第一歩と言えるわけです。
ストレスとは

さて、ここまではストレスを感じることが抜け毛の増加につながる理由について解説してきましたが、ここからは「そもそもストレスとはなんなのか」について確認していきたいと思います。
身近なのに、実はあまりよく理解できていない「ストレス」について掘り下げてみましょう。
ストレスの種類
ストレスとは一般的に、「外部からの刺激により身体に生じるもの」と、「心理的・体内的に身体の内面で起こる刺激により生じるもの」のふたつに分けられます。
このふたつのストレスは、それぞれが完全に独立しているわけではなく、外部から刺激が精神的なストレスに繋がる場合もあれば、心理的なストレスが原因で体調不良や病気などが発症するといった具合に、相互的な関係になっています。
そのため、ストレスを発散させるためには、肉体的なリフレッシュと精神的なリフレッシュの両方が必要で、どちらか一方のストレスが解消されただけでは体のだるさが残ったり、気持ちが晴れなかったりといったすっきりしない状態が続いてしまうことにもなりかねません。
ストレスがたまるメカニズム

私たちが「ストレスを感じる」という現象は、脳内でとある神経伝達物質の量が減ることで起こります。
その神経伝達物質は「セロトニン」という名前で、能の中だけでなく体のあちこちに存在しています。
セロトニンは滞在している場所によって様々な働きをするのですが、とくに脳と腸でのセロトニン量の増減が、私たちのストレスに直結する顕著な働きをします。
脳内におけるセロトニンには、主に「身体の調子を整える作用」と「幸せを感じる作用」が、腸内においては「自律神経を整える作用」があり、セロトニンの量が増えれば人は幸せを感じ、逆に減ってしまうとストレスを感じるのです。
精神的な不安や緊張などでストレスを感じるのは自覚症状もあり、「あ、いまストレスを感じているな・・」と認識しやすいですが、胃腸の調子がちょっとおかしかったり、慢性的な睡眠不足などが積み重なることで私たちの身体が貯め込んでしまっているストレスについては、それがストレスであるとった自覚があまりないというのも厄介な点です。
セロトニンの減少がストレスを招く

若いころは好き勝手やってきた私たちも、さすがにアラフォーともなると家族を養ったり仕事をうまく回したりと言った社会的な責任が大きくなり、いやでもストレスがかかりやすい生活を送らなければまらず、常にストレスフルな環境にいます。
昔は上司に怒られたり仕事がうまくできなかったりといったことで精神的なストレスが中心でしたが、この年になると肉体的にも衰えを感じるようになり、身体に起こる不調が元となるストレスも増えてきたように思います。
そのため中高年の男性は精神的ストレス+肉体的ストレスの両方を受けやすく、セロトニンが減少する原因も増えてしまうため、ひとたび大きなストレスを受けてしまうと、セロトニン減少によるストレスが起こり、そのせいで精神と肉体の変調を引きおこし・・といった負のスパイラルから抜け出しにくくなってしまいます。
常に大きなストレスを受けていると、偏頭痛、低体温、便秘、下痢、免疫低下といった症状が現れることが多くなり、それらの不調も相まってうつ病などといった重大な疾患を併発してしまう可能性まで出てきます。
そうならないためにも、私たちは日ごろからセロトニンの減少を抑え、セロトニンの量を増やすことを意識する必要があります。
抜け毛の予防法はコレ!
ここまで読んでいただけた方ならもう抜け毛を減らすために何をすべきかわかりますよね!
そう、神経伝達物質のセロトニンを増やせばいいんです!
とはいうものの、目に見えない神経伝達物資がどうやったら増えるのか、その方法は意外と知られていません。
ここからは日常生活を過ごすうえで、抜け毛を減らすために効果的な方法をご紹介していきます!
腸内環境を整える
抜け毛の増減に大きな影響を与えるストレスを抑制してくれる神経伝達物質セロトニンは、脳内で活動する分は脳内または脳幹で作られますが、それ以外で働くセロトニンは腸で作られます。
セロトニンは腸内で自律神経を整える働きを担っており、自律神経が整うと腸内で活動するセロトニンが増え、ストレスを感じにくくし、受けたストレスを緩和してくれる効果が期待できます。
ところで腸でセロトニンがつくられるためには、人間の健康にとってよい働きをする腸内最近である善玉菌を増やすことが重要になってくるのですが、この「善玉菌を増やす」というのは、ビフィズス菌や乳酸菌が入ったヨーグルトなどを食べて腸内の善玉菌を補給するということではなく、「悪玉菌の増殖を抑えて、腸内細菌全体に対しての善玉菌の割合を増やす」ことを意味します。
善玉菌を増やすには、胃で消化されずに腸に届き、腸内細菌のエサになる食物繊維の定期的な摂取が効果的です。
食物繊維というと穀類やイモ類、豆類に多く含まれていることが知られていますが、その中でもとくに腸内細菌が分解しやすい「水溶性食物繊維」を多く含んだ食材がおすすめです。
水溶性食物繊維は、麦・大根・ゴボウ・ゴマ・海藻などに多く含まれるので、日ごろから口にするよう気を使ってみるとよいですよ!
水溶性食物繊維を多く含む食物 | |
穀物製品 | ライ麦・小麦・そば粉など |
野菜製品 | 大根(特に切干大根)・ゴボウ・干しシイタケなど |
果物類 | 干しイチジク・干しプルーンなど |
豆類 | インゲン・大豆・きなこ・納豆など |
その他 | ゴマ・海藻 |
■ 参考資料 ■
バランスの良い食生活

ストレスを抑えてくれる幸せホルモン・セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸からつくられます。
このトリプトファンという成分は、残念ながら人間が自ら作り出すことができない栄養素なので、食物を食べることでしか体内に取り入れることができません。
トリプロファンが多く含まれる食べ物なんて普通はあまり意識しませんが、薄毛・抜け毛の元凶のひとつであるストレスを抑えるためにもぜひ覚えておきましょう!
トリプロファンを含む食物 | |
大豆製品 | 豆腐・納豆・味噌など |
乳製品 | 牛乳・ヨーグルト・チーズなど |
ナッツ類 | ピーナッツ・アーモンドなど |
その他 | たまご・バナナ・魚 |
またトリプトファンは、ビタミンB6と葉酸(ビタミンB9)と相互的に働いてセロトニンを作り出すので、体内にこのふたつが体内に不足しないように気を付けることも大切です。
ビタミンB6や葉酸は、普段の食事からでも十分な量を摂取できる栄養素ではありますが、夏バテや体調不良のほか無理なダイエットなどで食事を制限したりする場合には不足してしまうこともあります。
ビタミンB6や葉酸が不足するとセロトニンは生成されなくなり、ストレスがたまり抜け毛が増える原因となってしまいます。
ビタミンB6を多く含む食物 | |
穀物類 | 米・小麦など |
魚類 | かつお・まぐろなど |
肉類 | レバーなど |
果物類 | バナナなど |
野菜類 | パセリ・バジル・かぶ・唐辛子など |
葉酸を多く含む食物 | |
野菜類 | ほうれん草・アスパラ・春菊など |
豆類 | 大豆・ひよこ豆・枝豆など |
肉類 | レバーなど |
その他 | 海苔・わかめなど |
日光を浴びる

昨今の美白ブームのせいで、すっかり日の光を浴びるという行為は嫌われるようになってしまいましたよね・・。
とくに女性の間では、これでもかというくらいの日焼け対策が当たり前になっていますが、アラフォーのおっさんである私は、多少日に焼けていた方が健康的に見えるのに!と思ってしまいます。
っと話はそれましたが、抜け毛の原因となる「ストレス」を解消させるセロトニンの量を増やすには、実はある程度太陽の光を浴びることも必要なんです。
というのも、セロトニンは太陽の光を浴びることで活性化することが分かっており、夜勤業務中心の方やオフィスワークの方など、日の光をまったく浴びない生活を送っているとセロトニンが増えにくい体になってしまうんですよね。
とくに身体に無理がきかなくなるアラフォーともなると、肉体労働よりも室内で座りっぱなしの仕事をするシーンも増えてきます。
ほんの少しの時間日光を浴びるだけでも、セロトニンは活性化しますので、1日1回は外で日の光を浴びましょう!
単純動作の繰り返し運動

脳内でストレスを抑える働きをするセロトニンは、「単純な動作を繰り返しす運動」をすることで活性化します。
日ごろの運動不足解消のためにちょっと運動をしようかな・・と考えている方も多いと思いますが、セロトニンの働きを活性化するための運動は一般的な筋力アップや体力向上を目的としたそれとは若干異なります。
たとえば段差を使った昇降運動やスクワットといった同じ動作を繰り返し行うトレーニングや、ウォーキングやジョギングのように一定の速さで体を動かす運動など、同じ動きを繰り返す運動を5分以上繰り返すことでセロトニンの活性化が期待できます。
メジャーリーグベースボールの選手が、ガムをクチャクチャ噛みながらプレイしているシーンをテレビなどで見たことがある方も多いと思いますが、あの行動も単に口が寂しいからガムをかんでいるわけではなく、一定のリズムを刻むようにあごを動かすことで、緊張がほぐれベストなパフォーマンスが発揮できるという考えから行われているものです。
日頃仕事などでなかなか運動をする時間が取れなかったり、けがや病気で思うようにトレーニングなどができない方は、とりえあえずガムを一定のペースで噛むだけでもセロトニンの活性化には効果がありますのでおススメですよ!
まとめ
ストレスが貯まると抜け毛が増える原因と、その予防策についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
抜け毛の原因であるストレスは、30代から40代の男性にとってはうまく付き合って行かなければならないものですが、ちょっとした生活の乱れや疲労の蓄積などがきっかけでそのバランスが一気に崩れることもあります。
一度崩れたストレスバランスは、なかなか元に戻せないどころか抜け毛や薄毛と言った目に見える症状に現れる可能性を秘めています。
20代のころのようにガッチリ体を鍛える時間も気力もありまえせんが、まずは食事内容の見直しや日光浴、簡単な繰り返し運動など無理のない範囲からストレスを減らす取り組みを始めてみてはいかがでしょうか^^
とりあえず私は今日からガムをかみます。
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